三津浜港 フェリーの待ち時間におすすめの周辺散策スポット

瀬戸大橋やしまなみ海道の開通により、すっかり衰退した瀬戸内海のフェリー航路ですが、現在も運行を続ける魅力的な航路があります。

その中の一つ、愛媛の松山と山口の柳井(伊保田)を結ぶ防予フェリーですが、四国側の乗り場「三津浜港」周辺で、待ち時間にちょっと散策できるようなスポットをご紹介します。

三津浜港について

三津浜港は愛媛県松山市の松山港を構成する港のひとつで、松山港のなかでは最も古くに開かれた地区となります。
夏目漱石が松山に赴任した際に到着したのもこの三津浜港となります。

三津浜港
ちょうど柳井からのフェリーが到着したところです。

汽船のりばの碑
フェリー乗り場の近くに、汽船乗り場の標柱がたってます。
正岡子規や夏目漱石が出発・到着した港は今日も多くの人々の出発を見守っていました。

実は市道の渡し船

三津の渡しとは?

三津の渡し

三津の渡しは愛媛県松山市三津と港山の海上80mを結ぶ市営渡船で、市道高浜2号線というれっきとした市道です。

運行時間午前7時から午後7時 随時運航、年中無休(荒天時は運休)
料金無料
アクセス伊予鉄港山駅から徒歩2分、伊予鉄三津駅から徒歩15分
地図

渡しの歴史

文明年間(1469年)に河野通春が港山城主だった際に利用したのが始まりとされています。

港山城が廃城になった後も、松山藩の水軍がおかれ、周辺の魚市場の賑わいとともに多くの行商人や地元の人々の足として利用されてきました。

俳人の小林一茶も港山側にあった古深里洗心庵の句会に参加するため利用されたとされている渡しは、大正ころまで小舟を水竿で操っていましたが、その後手漕ぎになり昭和45年(1970年)にエンジン付きの渡船となりました。

どのくらい時間短縮になるの?

三津側の乗り場から対岸の港山まで渡しで約3分。
渡しを使わないと約1.8km、23分もかかるので20分も時間短縮が可能です。
これからも地元の方の足として、観光資源として残り続けることを期待します。

利用方法は?

乗り場で待っててください。そのうち船がやってきます。
車両は積載できませんが、自転車は乗船可能です。三津側の乗り場は石段になっているので、引き潮の際は重い自転車を担いで登るのが大変です。

時刻表はないので一人でも利用客がいれば出発します。

係員の方に気が付いてもらえないときは呼び出しボタンを押すとすぐに来てくれます。

無料だからと言って無駄に往復するのはおすすめできません。

竹やぶの先に港山城

港山城の歴史

港山城

港山城は、建武年間(1334~1336)に河野通盛が道後湯築城に移った際に、海の守りとして築城した城といわれています。
1460年代に、河野通春が湊山に堅固な城を築きましたが、天正13(1585)年、秀吉の四国征伐で落城、廃墟となりました。今も石積み、井戸跡、三つの郭跡等が残っています。

以前は足を踏み入れるのが難しいほどの藪でしたが、2016年に遊歩道が整備されて山頂まで簡単に上ることができるようになりました。

散策してみよう

港山城登り口

きれいに整備されていて歩きやすいです。

港山城途中

途中、ベンチとか置かれてて休憩できそう!

港山城竹やぶ

竹ばっかり・・・。でもいい雰囲気。

港山城頂上

そして頂上に到着!

湊山城景色

特にお城の遺構がたくさんあるというわけではありませんが、なぜここに城を築く必要があったかがよくわかりました。

ちょっと足を延ばして発祥の地へ

ポンジュース発祥の地へ

マップを見ていると気になる場所があったので行ってみました

「ポンジュース発祥の地」

ポンジュース発祥の地

なにか看板とかあるかと思いきや、住宅街の普通の公園にポツンと石碑が立っているだけでした。

詳しく調べると、愛媛県青果農業協同組合連合会会長 桐野忠兵衛氏が昭和26年にアメリカの果樹産業の状況調査に渡米して、帰国後に飲料の製造を始めたのがこの場所だったそうです。(工場は昭和27年12月落成)

アクセス伊予鉄三津駅から徒歩4分
地図

なぜ「POMジュース」?

ポンジュース

日本一のジュースになるようにという願いを込めて「ニッポン」の「ポン」をとってポンジュースと名づけられました。ちなみに、PONではなく、POMなのは、文旦pomelo(ポメロ)や果樹園芸学、果樹栽培法のpomologyなど柑橘に縁の深い名前が多いこともあり、「POM」表記になりました。

愛媛県(特に中予地方)ではポンというと「くだらないもの」「糞」という意味があり、私も「犬のポンが落ちてる~!」とか普通にしゃべってました。だからPOMになったの?って最近まで思ってました。

毎週ポンジュースタイム

私が通っていた学校(おそらく愛媛県すべて?)では毎週ポンジュースを飲む時間が存在していました。小さなパックなので全然気になりませんでしたが、今考えるとご当地ならではの不思議な風習?でしたよね。

まとめ

三津浜港周辺エリアは松山の海の玄関口として賑わっていたエリアなので、古い建物や食べ物(三津浜焼など)など、街歩きや食事におすすめのエリアです。ちょっと早めに港に到着したときはいろいろ散策してみてはいかがでしょうか。

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