【日本100名城】松山城を2倍楽しむ、4つの登城口の魅力とは?
松山城の観光って、ロープウェイかリフトを使うことが多いと思います。もちろんロープウェイを使っても見どころは多いですが、登城道を使うともっと楽しめるんです。
今回は松山城について、4つの登城道をメインに魅力をお伝えします。
松山城とは
所在地 | 愛媛県松山市丸之内 |
城の分類 | 平山城(三大平山城) |
天守の構造 | 連立式(姫路城と同じ) |
文化財 | 国指定重要文化財21棟 |
アクセス | 市内電車「大街道」下車、徒歩5分(ロープウェイ乗り場まで) |
100名城スタンプ | 81番:松山城天守入口 |
地図 |
松山城の観光ルート
松山を代表する観光地としてにぎわう松山城ですが、基本的な観光ルートは、ロープウェイ(リフト)で長者ヶ平(ちょうじゃがなる)まで登り、次のような順番に進みます。
揚木戸門跡
↓
大手門跡
↓
戸無門
↓
筒井門
↓
太鼓門
↓
本丸
↓
天守
天守見学後は元来たルートを戻り、ロープウェイ(リフト)で下山といったルートが最も多いルートです。
混雑するのは、松山に到着して道後に宿泊する前に訪れる観光客が多い夕方と、道後に宿泊した観光客が最初の目的地に訪れる朝一になります。この時間はロープウェイがかなり混み合うので注意が必要です。
また、花見シーズンや大型連休は終日混み合い本丸広場は人であふれかえります。さらに、ロープウェイ駅舎には乗車待ちの長蛇の列が発生します。
そんな時におすすめなのは登城道を歩いて天守に向かうルートです。
松山城の登城ルート
最も整備された歩きやすい東雲口登城道
東雲口登城道は、ロープウェイ駅舎横の東雲神社参道からロープウェイの山頂駅のある長者ヶ平を結ぶ登城道です。
以前は道幅こそ広い道でしたが、雨が降るとぬかるみ非常に歩きにくい道でしたが、改修が終わりかなり歩きやすい道になってます。
途中、ロープウェイ(リフト)の下を進むところがあり、涼しい顔をしてリフトに乗っている人を横目に見ながら歩くことになります。
そうそう、落ち葉が多い季節の雨上がりはかなり滑りやすくなっているのでご注意ください。
業者や工事車両に注意が必要な県庁裏登城道
愛媛県庁横から長者ヶ平を結ぶ登城道で、工事車両・業者の車両が通行することが多い登城道です。
車が通行できるということもあり、山道を登ってるっていうよりかは、遊歩道を歩いているといった感じの登城道です。
また、お昼休みの時間帯には、近くの県庁や市役所の職員の方が上り下りする姿を多く見かけます。気分転換には最適な散歩コースですね。
この登城道を通る時は、登り石垣を見ておくのをお忘れなく!
二ノ丸庭園見学なら黒門口登城道
堀之内公園(旧三之丸)から黒門口と経由して大手門跡へ続く登城道で、途中の二ノ丸庭園を見学して登城する際におすすめの登城道です。
石段が多いためちょっと歩きにくいですが、途中の二ノ丸北門から当時の城主が登城した姿を想像すると趣のある登城道ですよね。
山歩きなら古町口登城道
城山西側山麓と乾門を結ぶ登城道で、明治時代に県庁裏登城道と合わせて造られました。
観光客よりかは地元の人々の散策ルートとしての利用が多い登城道で、傾斜は緩やかですが、未舗装の道なので足元には注意してください。
あ、あと、野生生物にも注意です!
ちょっと寄り道
先にご紹介した観光ルートで見学するのもいいですが、時間に余裕がある時は、ちょっと寄り道をしてはどうでしょうか?メインの観光ルートではないので比較的人が少なく、静かに石垣をめでることができます。
ロープウェイ山頂駅長者ヶ平から本丸方面に進み、揚木戸門跡手前を石垣に沿って右側に進みます。
立派な石垣を左手に進み、艮門・艮門東続櫓横を経由して本丸北側を通り、乾門を通って本丸広場に行ってみるのもいいかも!
まとめ
登城道を紹介しましたが、どの登城道も20分程度で登ることができます。
ロープウェイ(リフト)を使う王道ルートもいいですが、各登城道の見どころをチェックしながらの登城もおすすめなので松山城にお越しの際は参考にしていただければ幸いです。
2021年9月25日追記
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